30歳を超えてもできる。マーケター成長日誌 #10 〜36歳男性編〜
2021年10月21日
20.05.24
広報支援 
「広報」と簡単に言いますが、今までにお会いしてきまして、果たして自社のことをわかっている、本当に広報のことをわかっている、自社のことを適切に紹介できる、そういった広報担当者は全体の5%いるかいないかでした。
これが現在の日本の広報の現実でしょう。
広報と言う言葉だけで「感動させられ」、「何をしていいかわからない」、「右往左往しているだけ」で時間が過ぎている。そういったのが広報担当者になっている企業は珍しくありません。
ここでは広報のやるべき仕事、そして最初に広報が覚える事のすべてについてお話ししようと思います。
メディアクラブのこの内容を読み進めるだけで広報の意味合いがとても強いものであり、今後の広報に対する見方が大きくなる事を断言致します。
では早速申し上げます。
広報が1番最初にすべき仕事、いや身に付けなければいけない知識は、「ネタ作りの方法」である。
”ネタ”とは自然発生するものではない。
いかにして社内の中からネタになるものを探し育て、そして露出させていくか、これが広報の全てです。
しかし露出がすべての広報だと思っている担当者が後を絶ちません。
確かにそれはゴールであり、重要な要素であるのは間違いありません。しかしながら「ネタ作り」と言う部分が欠けてしまっては元も子もありません。
中にはネタを作らずにたまたま○○メディアの取材を受けたと喜んでいる広報もいますが、そういうのはラッキーパンチでしょう。
そういったものは続くわけがなく、きちんと理屈を抑え、そして大成長・大逆転の“きっかけ”となるものが広報なのです。
そこに手を抜いては非常にもったいありません。
それがその企業の戦略と言うのであれば手を抜くことさえも戦略ではあるのですが・・・。
「ネタ作り」という言葉。今後もたくさん出てくる言葉になります。それほど重要だとまずは理解していただければ幸いです。
では
「ネタ作りとは何か?」
と申し上げると、人事で言うところの企業の個性を作ることです。
採用担当者は特にお分かりでしょうが、「自分には個性があります」と言われると、面接者として困ったことがありませんか?
いやいや・・・個性なんて誰でもあるし・・・。
個性がない人を探す方が困難だろうと。そもそもの君の個性がなんだかわからないし。
“だからその個性を言葉で言ってくれよ。”と思う人が正常であると私は思います。
しかし残念ながら企業でも同じ現象が起きていることに気づいている人は少ないのです。
うちの会社の強みは“サービスです”“クオリティーです”などとそれを個性と申し上げる企業が非常に多い。今日の日本においてそんなこと当たり前の話ですよね。
メディアも同じ気持ちなのです。
知りたいのはこの“続き”なのです。続きと言えば多少語弊がありますが、“詳細”を聞きたいのです。
この詳細部分に広報のヒントが隠されていると言っても過言ではありません。
広報活動とは営業活動とは異なります。だが
“メディアに対する営業活動”
と思っていただいたらわかりやすいでしょうか。
そのメディアに対する営業活動において特徴が1つあります。
メディアはある意味“閉鎖的な業界”です。御社が”盛って”話をしようが、嘘をつこうが意外と気づきません。
(嘘をついて取材を獲得するなどは言語道断ですが)
ネタ作りの上で重要な要素の1つとしてメディアに響く言葉をいくつか紹介しようと思います。
「ナンバーワン」
「業界一」
「他社比較何倍」
など業界における御社の位置を定義づけるメッセージです。
まずは御社の位置を探す活動が重要であると言えます。
今回は広報を育てる第一回目を寄稿しました。
今後実例を交え、わかりやすく記事を書いていければと思っております。
ご質問やお悩みなどどんどんお送りください。
今後何らかの場でお答えしていければと思っています。