本日の学びは【自惚れるな】
2021年11月16日
20.12.16
広報支援 
プレスリリースとは、“プレス”=報道機関、マスコミに自社の情報を知ってもらうための資料のことです。
現在ではプレスリリースの配信サイトに投稿するのが一般的です。
そのプレスリリースを見てマスコミ関係者が記事を書いたり、その企業へ直接問い合わせをします。
現在一般的となったプレスリリースサイトが登場する前は、どのようにしてプレスリリースが配信されていたのでしょうか。
当時は直接テレビ局や新聞社、出版社に大量のメールやfaxを送っていました。
プレスリリースはダイレクトにメディアの方に見てもらうための手段として広報戦略として使われてきました。
記者は日々、膨大な数のプレスリリースをみています。
その中で、記者の目に止まるプレスリリースとはどのようなものでしょうか。
まず、記者はあなたの業界のプロではないので、あくまでも素人の方に説明することを心がける必要があります。
例えば業界や自社商品を身近なものに例える、図式で示すなどの工夫をすることで複雑な情報も伝わりやすくなります。
極端に思えるかもしれませんが、現在地上波で放送されているテレビ番組は小学生高学年の子供でもわかるように作っていると言われています。
自社のプレスリリースも、テレビと同じようなわかりやすさを目指しましょう。
専門用語を多用した業界の人なら知っているだろうという不親切な説明では多忙な記者の目に止まりません。
身近なものに例えるというのは、例えば広さを「東京ドーム何個分」、人の多さを「さいたまスーパーアリーナ」の収容人数に例えるなどです。
これは金額も同様。
市場規模を説明するならば、プリウス何台分、家何棟分など身近なものと比較して記述しましょう。
プレスリリースを配信する価値はもう一つあります。
スモールビジネスの段階ではSEO対策が不十分なケースが多く、ホームページを検索しても見つけられないことがあります。
しかし、プレスリリースサイトはSEOにも強いので、まずそのサービス名で検索すると自社の公式ホームページよりもプレスリリースの方が上にくるケースが多いのです。
プレスリリースがそのサービスや会社の実質的な公式サイトの機能を果たしているケースが非常に多くなっています。
そのため、中小企業の場合はプレスリリースを作ることで、そのサービスや自社のことをマスコミ関係者だけではなく、一般の消費者に対しても伝えることができるのです。
となると、プレスリースはメディアだけではなくユーザー向けの文章と定義付けることもできます。
プレスリリースはもともと、記者や編集者、ディレクターに送るビラのような機能を果たしていました。
が、近年は公式サイトのような側面も併せ持つようになりました。
その中でパッと見てわかりづらい、専門的な解説が多すぎると記者からも、一般ユーザーからも魅力的ではありません。
わかりやすく身近なもので例えたり、比較するなどして読者目線を持ってまとめましょう!