21.06.29

広報支援 

PRがヘタな経営者の口ぐせとは

先日、あるメディアの仕事で企業の社長にインタビューする機会がありました。

 

この企業、業績は5期連続で増収増益しているものの、いかんせん社長インタビューがとてもつまらなく、記事にするのがかなり難しいな…と思いました。

 

いや、記事にすることはできるのですが、記事をおもしろく仕上げるのは難しいと感じました。

 

では、なぜ難しかったのか。その理由から「PRがつまらない社長の口ぐせ」を紹介していきます。

 

PRの観点で損をしているつまらない社長の口ぐせには下記の特徴があります。

 

1:指示代名詞が多すぎる
例)「ここをこうしたらいいんじゃないか?と色々試行錯誤したんです」「今の時代、こんなことが起きるんだという信じられない社会変化が起きています」

 

これは、もっとも多い特徴です。自分の中で想像できていても、聞き手にとっては一体なんのことを指しているのか、文字起こしするとまったく伝わらない内容になっています。

 

対してこんな説明はどうでしょうか。

 

「2008年の創業4年目のときに役員と立ち上げメンバーの半数以上にあたる5人が一気に会社を去ったんです。そのあと、リーマンショックが起き、銀行からの借り入れもできない。このままだと再来月に会社の現金2000万円が底を着く状態でした」

 

このように、時代、人数、額など具体的な数値を入れて、固有名詞を入れるならば想像がつきますが、こうした説明を指示代名詞だけで説明する社長に会うと、まったく状況が想像できないため原稿に書いてもおもしろくないため、取材記事の分量は大幅にカットせざるを得ません。

 

2:客観的な評価を挟み込まず自分の話をする
例)「かなり業界では変わった取り組みなんです」「まったく新しいサービスなんです」

 

これもとても多いです。自分たちのすごさを示すために「革新的な」「新しい」といった言葉を口にする経営者は少なくありません。

 

しかし、それが本当に革新的であるのかは従来の業界構造を説明して初めて理解できます。しかし、こうした前提となる説明をサボる社長は想像以上に多いのです。

 

そして、実際にその詳細を伺ってみると、正直そこまで「革新的」なサービスではなかったりします。

 

こうしたまやかしの革新性はすぐにバレますので避けるのをおすすめします。

 

3:「コンサル」「DX化」「EC」などよく耳にする言葉だけで自社の説明を終わらせてしまう

 

例)「あらゆる課題を解決するDX化コンサルティングを手がけています」「ECサイトの構築から勝つノウハウまでを一気通貫で提供しています」

 

これも一口で言えば「具体的に言ってください」に尽きます。

 

特に「コンサルティング」という言葉は慎重に使うことをおすすめします。

 

すべての仕事やサービスにはコンサルティング的な側面があります。顧客の課題をヒアリングしていくうちに解決策や解決に導くであろう仮説を話した時点でコンサルティングを行っていますよね?

 

ならば、どんなツールを使って、どうやって解決できるのか。なぜそう言い切れるのか。他社の事例はあるのか。

 

ここまでセットで説明しなければなりません。

 

言い換えれば、こうしたよく耳にする言葉を口にする営業マンと出会った場合は、その言葉の詳細を深掘りするとそのサービスが”本物”であるかどうか理解できるでしょう。