【編集者の頭の中第12回】コロナで”渋谷ハロウィン”が衰退。ハロウィンはなくなる?答えは…

新聞やテレビで「アフターコロナ」の世界をレビューする記事が2020年以降、急激に目立つようになりました。

 

その中で、イベント市場の行方に注目が集まっています。

 

イベントは”密”を余儀なくされるためどのような仕方で開催するのが望ましいか模索が続いているのです。

 

特に、「今後衰退するかもしれない」と言われているのがハロウィン市場です。

 

2016年、ハロウィン市場がバレンタイン市場を抜いたとしてメディアは大きくハロウィンに注目しました。

(参考記事)
https://www.asahi.com/articles/ASJBS46HKJBSULFA00Y.html

 

「インスタ映え」を狙えるハロウィンは、若者のハレ消費の場として企業が熱い視線を送っていたのです。

 

ハロウィンがバレンタインの市場を逆転した理由は大きく2つあると言われています。

 

一つ目は、「自分たちが楽しめるから」。

 

バレンタインというのは、考えてみれば人から人に物を買ってあげるというイベントです。

 

つまり、極端に言えば「自分たちが楽しむイベント」ではありません。対して、ハロウィンは自分たちがコスプレをして楽しむイベントです。

 

二つ目は、社会的圧力の変化です。

 

よくバレンタインの時期になると「友チョコ」という言葉を耳にします。では、なぜそのような言葉が生まれたのでしょうか。

 

それは言うまでもなく、本来バレンタインは「好きな人(恋人、夫)」にチョコをあげるという前提があったからです。

 

いずれにせよ、ここでいう「チョコ」とはプレゼントのことを意味します。

 

では、そのプレゼントは本当に自腹を切って渡したいものだったのでしょうか。

 

中には義務感で職場や学校の人に「プレゼント」をあげていた可能性が高いのです。

 

こうした社会的な雰囲気に本当は辟易していた人も少なくないでしょう。対して、ハロウィンはそうした”雰囲気”で動員されるイベントではありません。ハロウィンは極めて自由なのです。

 

特に、自分たちが買った衣装でコスプレをして、非日常的な空間に身を置いて写真を撮るという消費は、いわばディズニーランドに出かけるのと近いものがあります。

 

どちらに軍配が上がるのかは明白です。

 

しかし。

 

そのハロウィンが危機に立たされているのです。

 

では、ハロウィンはどうなるでしょうか。

 

結論から言います。

 

ハロウィンは残り続けます。ただし、それは若者のものではなくなっていくというのが結論です。

 

たとえば、最近では渋谷に集まって騒ぐよりも、学校や保育園で子供たちが地域のイベントとしてハロウィンを楽しむケースが増えてきています。

 

ただし、その場所がコロナ以降は”おうち”に変化していくでしょう。

 

事実、2020年、2021年の間に起きている現象として、いわゆる子育て世代のタレントが自宅でSNS映えする投稿をするケースが増えています。

 

たとえば、杉浦太陽、辻希美夫妻は昨年、インスタグラムに自宅で縁日を開催した写真を投稿していました。

 

二人は通販でグッズを購入し、自宅で子供たちにヨーヨーすくいや射的、輪投げなどを楽しませていたのです。

 

そして、これはコメント数やいいね数も含めて大きな話題となりました。

 

つまり、外出ができなくなった結果、”インスタ映え”の舞台は自宅に移行したのです。

 

つまり、今後ハロウィンは「家族が自宅で楽しむイベント」に変容して残り続けるでしょう。

 

すると、当然EC業界が活況を呈するでしょう。

 

お家で縁日セット意外にも、お家でハロウィンセットも売れるかもしれない。

 

そんな未来が浮かびます。

 

SNSと日々のニュースを見ると、そんなほんの少し先の未来も見通せるようになるのです。