20.12.7

広報支援 

《–「広告に意味はない」説を再考する‐‐》

数百万、数千万円の広告費に意味があるのか。

端的に今日はお答えします。

 

広告が「お金をかけてメディアで自社を紹介してもらう手段」と定義できるなら、PRは「広告を出さないでメディアで自社を紹介してもらう手段」と定義できます。

広告は、往々にして消費者にとって嫌われ者です。

 

YouTubeの5秒広告を思い出してください。

あの広告が代表的ですが、広告は消費者が望まない形で目にすることが少なくなく、消費者だけでなく広告主側も「無理やり見させられているもの」と薄々自覚している節すらあります。

 

しかし、ターゲットと広告出向先のメディアの読者が合致し、広告出稿費に対して、高い売り上げが見込める場合はその限りではありません。

では、どんなものが広告費を回収できる商品でしょうか。

 

それは、高所得者のみが読者のメディアに掲載する高額な商品の広告です。

その一つの例として、日経新聞が首都圏の富裕層の方だけを対象読者にして発行している「NIKKEI The STYLE」というライフスタイル情報誌をご紹介します。

 

この媒体、2017年3月に創刊されたもので、体裁は日曜日の朝刊紙面内 16ページを使って提供されています。

高級白色紙を使い、日経新聞からは独立して抜き取れる紙面となっており、世帯年収が約1000万円以上の日経新聞読者にしか配られません。

 

このような媒体には、輸入車や世界一周クルージングの広告が多く出稿されています。

以前、この新聞の中の人に話を聞いたところ、多くのクライアントが広告費用を上回る売り上げをNIKKEI STYLEへの出稿を通して実現しているそうです。

 

ある輸入車メーカーの場合、約800万円の広告費用をかけていますが、その広告を見て読者が一台クルマを買えば「黒字」だそうです。

高い商品なら、一つ売れただけで黒字。

 

それに加えて、広告を見て購入至らなくても、読者に向けて自社商品の認知拡大につながるのは言うまでもありません。

広告費用は、商品の価格でパフォーマンスが決まる。

 

そして、高所得者向け媒体の場合、その回収がしやすい。

このセオリーをぜひ抑えておいてください。