【会員企業様インタビュー第1回】PRによって商売自体が根本から変わって行く。自分でプレスリリースをやる事によってそれがより一層分かりました。

メディアクラブ会員インタビュー第一回【株式会社コイケ 石橋彬光様】

 

メディアクラブ主宰の松浦です。これからメディアクラブ内の会員の方をインタビュー形式でご紹介する不定期連載をスタートします!

記念すべき第一回目は設立45年を迎えた繊維商社、株式会社コイケのPR担当石橋さんにお話を伺ってきました!

 

株式会社コイケ 営業部 石橋彬光(あきみつ)  大阪府出身。大学時代はハードロック/ヘビーメタル専門のバンドサークルでベーシストとして活動。卒業後は大阪のアパレル卸問屋にて約5年間勤務、より川上の立場で仕事をしたいと思うようになり2013年株式会社コイケに入社。PR力の向上を目指し、日々勉強中。

 

◆まず、事業内容について教えてください。

 

  元々本業は輸入代行の会社で、今でも売上の70%以上が輸入代行で立っています。
6年ほど前に製造卸事業もスタートしました。いわゆるOEM(相手先ブランド製造)業です。取扱い商品はメンズ、レディース、キッズのアパレル製品を、老舗アパレルメーカーや大手量販店を中心に製造卸をしています。それと並行してディズニーやスヌーピー、ビートルズなどライセンス事業もやっており、OEMと合わせた提案もしています。

 

僕が入社したころの売上は90億円ほど。社の方針として100億を超えない規模をキープしていく方向性でしたが、気付けば前期120億円を超えるくらいになってますね。今期、コロナ禍でも売上は何とか横ばいをキープできそうです。

 

ただ僕のいる製造卸事業の売上は下がっていて、輸入代行が伸びている分でのキープなので、今後もっと売上比率を上げて存在感を出していきたいです。

 

 

◆現在の事業の悩みってありますか?

 

一言で言うと商品開発です。自社商品で売上を上げて行きたいです。オリジナルブランドやライセンスを使った自社商品など、自ら攻めて行ける「商品力」を持ちたいです。

 

今はOEMで下請け仕事がほとんどなので、そこから脱却したいという意味もあります。過去はアパレルメーカーのみの商売で小売店と直接取引はありませんでしたが、今は大手量販店や小売店とダイレクトな商売が増えています。むしろそれをやって行かないと生き残れないですね。その先にはDtoCで消費者に直接売っていく事をしていきたいです。

 

◆商品力って一言に言っても色々な捉え方ができると思うのですが、石橋さんが考える商品力って具体的に言うとどんなものでしょうか?

 

ブランド力でしょうか。  僕は価格以上の商品価値が重要とずっと思っています。現在はユニクロやワークマンなど原価率の高い商品が良く売れている傾向にあります。でもそれは安い商品の傾向で。低価格帯だと原価率が重要ですが、高い商品だとブランド力が商品力とイコールになると思っています。10万円する服でも、売れるものは売れますからね。たとえ原価は安くても。そして、やるならできるだけ高価格帯の商品をやっていきたいです。

 

 

◆ブランド力と言うキーワードが出ましたが、それをどうやったら得られると思いますか?

 

うちはモノ作りは得意だと思います。その反面、ブランド力などについては全く無視して力を入れてきませんでした。
ブランド力って僕の何となくのイメージですけど「発信の継続」だと思うんですよ。広告宣伝なども含めてブランド側から発信をし続けることです。ブランドと呼ばれるところは、それを専属にやる人がいて絶えず発信しています。飛び道具的な派手なことをやるのも良いと思いますが、本当に重要なのは日々の発信の積み重ねだと思います。派手なことをやるにもそれがあってだと思ってます。

 

◆では今言った「派手なこと」について聞かせてください。石橋さんが派手なことを好きにやって良い、と言われたら何をやりますか?一旦費用や労力を無視して自由な発想で応えてみてください。何億円も使っていいよ、くらいな(笑)

 

何やりましょうかね(笑)
売上が2~3億くらいのドメスティックブランドいくつか買収してコイケで展開してみたいです。既に大手アパレル商社がそのくらいの規模のブランドを買収する動きも結構でてきてるんですよ。大手商社については売上よりも、こう言うこともやってます的なエッセンスとしての意味合いが強いと思いますが、うちの規模であればそのようなブランドがいくつかあれば20億円くらいの売上は見えてくるので立派な事業になると思います。

 

会社としても製造卸の比率を50%くらいまで上げて行く方向性なので、僕はその内ブランドビジネスで20%くらいの売上比率が取れれば会社としてももっと強くなるのではないかと思っています。

 

 

◆2~3億規模のブランドを買収しまくって世界に打って出るわけですね(笑)

 

僕が勝手に言ってるだけですが(笑)
日本の市場ももちろん重要ですが、そこだけ見てても萎んでいく一方なので世界に売っていくしか選択肢が無くなっていくと思います。
あとは超有名デザイナーを起用するとかですかね。海外にも売って行くことを考えたら、例えば世界でも認知度のあるNIGOさん(A BATHING APEの創業者)とか。それだけで宣伝になりそうですし(笑)

 

商品的にはTシャツなどがよく売れるブランドが良いですね。暑い国でも世界中どこでも売れるので。レザーブランドなども格好良いのですが、東南アジアのような暑い国では絶対に売れないと思うので。
そういう意味で言っても世界で評価される、キャッチーなデザインを作りだせるNIGOさんのような人はすごく良いですね。

 

◆今後どのようなPRを行っていきたいですか?

 

自分で発信できることは最低限やって行きたいですね。例えばインスタとか。どこでもやっている事ですが、今はそれさえきちんとできてないので。
メディアクラブで教えてもらいましたが、プレスリリースのネタ作りと同じでインスタも投稿するにはネタが必要です。ネタがないと何も投稿できない(笑) そこからの発想で考えて行くと、モノ作りや商売自体、根本から変わって行くと思います。自分でプレスリリースをやる事によってそれがより一層分かりました。

 

 

◆プレスリリースと言えば、石橋さんが書いたプレスリリースはすごく反響あったみたいですね?具体的にどんな反響が出たか教えていただけますか?

 

はい。まず僕は一つの事業として、サスティナブルに特化した商品作りをやっています。環境問題や外国人労働者問題をクリアした、「どこに出しても恥ずかしくないモノ作り」というコトにスポットを当てた商品の生産をしています。今年の秋からジーンズメイト全90店舗での展開も決まっています。

以前アットプレスを使いプレスリリースを出したところ、メディア転載が2件のみで問い合わせもほとんどなく、それ以降意欲的になれませんでした。
それがメディアクラブで添削してもらったリリースは、大手WEBメディア中心に28件のメディア転載と、上げた瞬間から半日で20件近い問い合わせが来てびっくりしました。

 

今回はビジネスに直結はしませんでしたが、ちゃんとやると見てもらえることは実感しました。これがきっかけで中部経済新聞の取材も入り、これから掲載されます。

 

 

添削で最初のやつから大分変えましたけどね。構成もタイトルも。タイトルなんて跡形もないくらい変えました(笑)タイトルって重要なんですね。最初は業界の人にしか分からない表現になっていたので、アドバイス通り小学生でも分かるようなタイトルにしました。
こう言うのってインパクトある言葉使った方がよいと思い、大げさにしたところはあるかも知れません。素直に聞いて治して良かったです。書くのにすごく時間はかかったけど(笑)
この後も仕込んでいるネタがあるので続けて戦略的にやっていきます。

 

 

◆では、石橋さん的にPRで重要だと思うポイントはどんなところでしょうか??

 

自分でプレスリリースを書いて、自分で発信したから取材などでも取り上げられてます。今回はサスティナブルをやってたから取り上げていただけました。ネタが何もなかったら取り上げてもらえないですよね。発信するにはこういう武器を常に持っていなければいけない。それに気付けました。

 

今僕は車のカスタムパーツブランドのアパレル商品のOEMを請け負っているんですけど。
そのブランドの社長はインスタで80万人ものフォロワーがいて、インスタからの販売がすごいんです。派手なことを色々やっていて、有名アパレルブランドとコラボしたり、人気レーサーを出したり、ブランディングが上手なんです。それにはセオリーがあって、スタッフに同じようにやらせてて実際に同じように売れてるんです。

自分でPRをやることによって、売れているプロモーションにはちゃんと導線がある事を理解できるようになったし、そう言う見方ができるようになりました。

 

最初に聞いた時は、え?本当にそんなんで売れるの?って思いましたが本当にそうでした(笑)
仕事受けながら近くで見てて勉強にもなるし、今まで見えてなかった販路にアパレルを売って行ける可能性を感じます。PRが上手な車パーツのブランドが、服で3~4億売ってるんですよ。カスタムパーツのついでに洋服売ってて、その辺のデザイナーブランドの売上を超えてしまっているのが面白いです。

 

 

ただ発信すればよいわけではなく、ちゃんと考えてやることが重要ですね。誰が、どのようなルートでどのような買い方をするか。いつ、どのサイトでどのように販売するかなど。
クラウドファンディングも同じで、売れている商品はどうやってそのページまで人を連れてきて、そこからどうやって売るかをしっかりと最後まで考えています。出せば売れるわけじゃありません。
それが理解できたのは本当に大きな収穫ですし、本業のOEM営業においてもそのような話ができるだけで、その他大勢から一歩抜け出せる。そう思います。
ここまで考えてやってると、仕事が前より面白くなりました。

 

◆インタビュー後記

 

石橋さんはまじめでメディアクラブで学びコツコツと自分で実行した成果だと思います。こちらが伝えたい事をそのまま吸収してくれて、しっかりと成果を出してくれてる…
本当にうれしく思います(´;ω;`)
会社としてのプラスももちろんですが、石橋さん自身も新たな仕事の可能性と楽しみが見つかったようで、僕までハッピーになったインタビューでした!