【編集者の頭の中第1回】「どのSNSに力を入れるべきか?」という問いが不毛になりつつある時代

現役の編集者目線で、いま流行っている事象から企業や個人が影響力を持つPR戦略について雑感を語っていきます。

よく、「Twitterでフォロワーを増やすにはどうしたらよいか?」「今後、You Tubeチャンネルを開設すべきかどうか?」といった質問を受けることがあります。

この問いに対して答える前に、そもそもTwitterがよいのか?You Tubeがよいのか?といった問い自体を考え直す必要があります。

たとえば、最近のホリエモンのSNS発信を見ていると、とても“立体的”に各メディアを使っていることがわかります。

彼の場合、Twitterであるツイートが炎上に近いバズを起こしたときにYou Tubeでさらにそのツイートの真意について解説するケースが増えています。

下記の動画は、その典型例です。





ほかにもTwitterでバズった内容について、自分のコアなフォロワー向けにnoteの有料記事で詳細を解説するインフルエンサーも増えています。
つまり、TwitterやInstagramで反響のあった内容を、より長尺なnoteやYou Tubeでリッチにコンテンツ展開するという形が増えているのです。

このような形態をとることで、いきなりリッチなコンテンツを出す手間が省けることに加え、関心度の高い読者だけにリッチなコンテンツを届けられるため、フォロワーの関心度のレベルに合わせて自身の考えを発信できます。
最初の問いに答えるならば、「You Tubeも、Twitterも、noteも、ぜんぶ大事」。というのが答えになりますが、正確に言えば、今や複数のSNSやメディアを移動させる時代となっており、自分の発信場所を一つにとどめないことでより影響力をもってPRできるようになるという答えが導き出されます。

 

 

 

鈴木俊之(編集者/メディアコンサルタント)

 

◆Profile
1985年福島県生まれ。学生時代よりライター活動を開始。大学卒業後、出版社にて裏社会、犯罪、事件誌の編集記者を経て2015年よりフリーランスとなる。「週刊SPA!」(扶桑社)、「PRESIDENTオンライン」(プレジデント社)など大手出版社で編集者として活躍。現在は主に総合週刊誌、ビジネス誌のほか、ネットニュースの編集、オウンドメディア運営にも携わる。専門分野は、ベンチャー、金融、不動産、人材、美容、婚活など。