20.05.27

広報支援 

【雑誌第9回】◆雑誌の企画はどのようにしてできるのか?

雑誌の企画はどのようにしてできるのでしょうか。

 

週刊誌や月刊誌、ジャンルによって多少異なりますが、雑誌の最大の特徴は、ネタの決定から取材や撮影などの作業に取り掛かり、世の中に出されるまでのスピードが想像以上に早いことです。

 

そのため、記者はネタが決まってからすぐに動ける状態で構えていなくてはいけません。

 

ある40代男性向け男性週刊誌の例をご紹介しましょう。
この雑誌は、企画が決まってから書店やコンビニに雑誌が世の中に出るまでが約3週間、そのうち実際に取材に割くことができる期間はせいぜい5〜6日間程度です。

 

そのため、取材したい対象が見つかったら、すぐに動き、かつ取材に応じてくれる方を優先して取材をします。

 

つまり、取材を受ける企業や広報担当者は、

”いつでも取材を受けられる状態を作っておかなければならない”

のです。

 

では、その“準備”とはいったいなんでしょうか。

 

何より大事なことは、編集や記者がどんなネタを考えるか、どんな情報を検索するか想像し、彼らのニーズに合わせた状態を作っておくこと。

 

具体的に説明しましょう。

 

2020年春のことです。

 

新型コロナウィルス感染拡大がもたらした不況の中でも、その影響を受けていない好況な企業を20社取り上げるという企画が進むと想定したとしましょう。

 

その場合、自社のサービスの売り上げがコロナ禍においても絶好調であった場合、自社のホームページやSNSでその旨を発信しておけば、編集者や記者の目に止まりやすくなります。

 

これはいわば、「マスコミ向けのSEO対策」のようなもの。

 

すぐに見つけてもらい、すぐに取材依頼ができる環境を整備しておくのです。

 

そして、取材依頼の連絡には24時間以内に返信をし、翌日には日程調整ができる状態をつくっておきましょう。

 

メディアは常に時間がなく、焦っています。段取りが取れている企業から順番に取材を進めていきます。

 

まとめます。

 

取材されるためには、まずはネット上に自社のサービスや社長の言葉を残しておくこと。続いて、レスポンスの早い対応ができるように常にスタンバイをしておくことが肝要です。
つまり、メディアからの取材はたまたまではなく狙って受けるべきなのです。

 

 

 

鈴木俊之(編集者/メディアコンサルタント)

◆Profile
1985年福島県生まれ。学生時代よりライター活動を開始。大学卒業後、出版社にて裏社会、犯罪、事件誌の編集記者を経て2015年よりフリーランスとなる。「週刊SPA!」(扶桑社)、「PRESIDENTオンライン」(プレジデント社)など大手出版社で編集者として活躍。現在は主に総合週刊誌、ビジネス誌のほか、ネットニュースの編集、オウンドメディア運営にも携わる。専門分野は、ベンチャー、金融、不動産、人材、美容、婚活など。

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