【雑誌第4回】◆「大物」じゃない人に、ぞんざいな扱いをしてないか?

自社のメディア掲載を狙う場合、テレビ局や雑誌、ネットニュースのどんな役職の人と出会うのがベストでしょうか。
例えば、営業職ならば決裁権を持っている人、例えば社長や会長といかに知り合うかを考えるはずです。

 

しかし、メディアについては違います。

 

一見、編集長やプロデューサーなどのトップの役職と知り合えば、自分たちのサービスがメディアに紹介されると思いがちですが、それは”大間違い”です。

 

確かに、彼らはその会社において比較的大きな権限を持っています。
しかし、実際に番組作りや雑誌のページ作りをするのは現場の20〜30代のスタッフ。

 

また、テレビの場合、番組企画を出すのは制作会社のスタッフであることが珍しくありません。雑誌ならば、そのページをどのように構成するかについて権限を持っているのは編集長ではなくひとりの編集者になります。

 

編集長の「鶴の一声」であなたやあなたの会社のことが特集されることなど、まずありえないのです。

 

そのため、あなたが知り合うべきは、編集長やプロデューサーだけでなく、ライターや編集者。

 

彼らは毎週、毎日のようにネタを出しているため、彼らに出したネタのほうが採用されやすいのです。

 

また、ネタを常に探しているため、レスポンスも早いのが特徴です。一度ボツになったからといっても、タイミングや特集のテーマによっては急に取り上げられるということがあります。

 

よく、メディア界の“大物”と名刺交換をしたことを「○○のお偉いさんとつながっている」と、自慢気に語る人がいますが、むしろADやライター、制作会社など現場で仕事人たちと知り合っていたほうがネタを採用されることは多いと言い切ってよいでしょう。

 

 

 

鈴木俊之(編集者/メディアコンサルタント)

◆Profile
1985年福島県生まれ。学生時代よりライター活動を開始。大学卒業後、出版社にて裏社会、犯罪、事件誌の編集記者を経て2015年よりフリーランスとなる。「週刊SPA!」(扶桑社)、「PRESIDENTオンライン」(プレジデント社)など大手出版社で編集者として活躍。現在は主に総合週刊誌、ビジネス誌のほか、ネットニュースの編集、オウンドメディア運営にも携わる。専門分野は、ベンチャー、金融、不動産、人材、美容、婚活など。

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