【雑誌第3回】◆「社長」ではなく、専門家として売り出せばメディア掲載率はぐっと上がる

記者や編集者が名刺交換をして取材したいと思う人にはある特徴があります。

それは、ある特定の分野について、その人が「最も日本で語れる人物」であること。

例えば、あなたが賃貸不動産の会社を経営しているとしましょう。
その場合、
「私は社員30名の賃貸不動産の会社を経営してます」
と名刺交換した際に挨拶するより、
「私は賃貸物件を安く契約する方法、あるいは悪徳業者について詳しい賃貸の不動産屋さんをしています」
と自己紹介したほうが、一気にあなたのメディア価値は高まります。

 

これはなぜでしょうか。

 

それは、雑誌やテレビ番組の特集思い出してみればわかります。

 

ある企業の社長について、その社長の一日に密着した記事やテレビ番組をそこまでよく見かけるでしょうか。また、そうした企画で見かけたとしても、その社長はかなりの大物ではないでしょうか?

そう、一人の“社長”という役職にフォーカスをあてた企画はかなり少ないのです。

それよりも
「悪徳不動産屋からあなたの身を守る方法」

「今引越しを考えてる人が今よりも安く引っ越しを実現する方法」
といったようなテーマの番組や記事のほうが見かけるのではないでしょうか。

 

これは、決して偶然ではありません。

 

常に、テレビや雑誌は”テーマが先にある”のです。

 

メディアは、取り上げるテーマが決まったあとに、テーマに沿った内容をコメントできる専門家をアサインするのです。

 

そのため、”社長は何かの専門家を名乗った方が圧倒的にメディアへの掲載可能性が高く”なります。

 

例えば、社長ブログを始めるならば
「○○社CEOのブログ」
とするより、
「悪徳不動産業者のこと、ぜんぶ話します」
というブログタイトルにしたほうがメディア戦略としては有効です。

 

さらに、このテーマに特化したTwitterやFacebookページをつくれば、メディア関係者の目に留まりやすくなります。

 

「資金、礼金、仲介手数料は本当に払うべきなのか?」
や、
「不動産屋が決して話さない“AD”ってなに?」
といったテーマはメディア関係者にかなり興味を持たれます。

 

このように、ひとつのテーマに絞って更新を続けたほうが、あなたがメディアで取り上げられる可能性は高くなると思ってください。

 

まずは、一つのテーマでブログならば最低20記事は更新し続けること。

 

これによって、いつでも取材できる状況を作り出してください。

 

 

 

鈴木俊之(編集者/メディアコンサルタント)

◆Profile
1985年福島県生まれ。学生時代よりライター活動を開始。大学卒業後、出版社にて裏社会、犯罪、事件誌の編集記者を経て2015年よりフリーランスとなる。「週刊SPA!」(扶桑社)、「PRESIDENTオンライン」(プレジデント社)など大手出版社で編集者として活躍。現在は主に総合週刊誌、ビジネス誌のほか、ネットニュースの編集、オウンドメディア運営にも携わる。専門分野は、ベンチャー、金融、不動産、人材、美容、婚活など。

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