20.05.27

広報支援 

【雑誌第15回】◆社員の棚卸しをお勧めします。

広報戦略の1つとして、「自社の事業内容や商品名、あるいはキャッチコピーを考えるべき」というのは、既にお伝えした通りです。

 

しかし、本当にそれしか自社のPR戦略の手段はないのかと言えば、そんなことはありません。

 

自分の会社には、眠れる資源がかなり多いというのが私が過去の様々な企業を取材してきて感じていることです。

 

世の中にはかなり個性的な経歴の社長が多いですが、その一方で、自社の社員にもかなり面白い人が多いというのが実情なのです。

 

例えば、何か特殊な特技を持っている、出身がすごく田舎、何でもよいのです。未経験から1年でエンジニアになった、20代の女性マネージャーとして活躍している…など。

 

その社員の過去の経歴や、得意なことを聞くと、メディアの人間は面白がってくれるケースが少なくありません。

 

こうした「すごさ」は、本人にとっても何が凄いのか意外と自覚していないものです。

 

そして、こうした「すごさ」は、どこで使えるかわかりません。

 

あるITベンチャー企業の話をしましょう。

 

その企業は、インターンで受け入れている学生がスタッフ全体の半分以上を占めていました。

 

そのため、そこにいるスタッフは大学生の事情についてとても詳しく、それがきっかけでメディア露出を図ることができました。

 

結果、テレビに露出した際に、自社サービスもうまくPRすることができたのです。

 

これは自社にとってとっては当たり前のことかもしれませんが、かなり特殊でかつ貴重な状況。

 

PR戦略というと、どうしても社長や事業内容に目がいきがちですが、社員の中にも何か特徴的な強みがあるもの。

 

重要なのはヒアリングとアウトプットです。

 

HPに「スタッフ紹介」を入れるなど、積極的にアウトプットし、メディア関係者に会ったときに、すぐにURLを送れるようにしておきましょう。

 

 

 

鈴木俊之(編集者/メディアコンサルタント)

◆Profile
1985年福島県生まれ。学生時代よりライター活動を開始。大学卒業後、出版社にて裏社会、犯罪、事件誌の編集記者を経て2015年よりフリーランスとなる。「週刊SPA!」(扶桑社)、「PRESIDENTオンライン」(プレジデント社)など大手出版社で編集者として活躍。現在は主に総合週刊誌、ビジネス誌のほか、ネットニュースの編集、オウンドメディア運営にも携わる。専門分野は、ベンチャー、金融、不動産、人材、美容、婚活など。

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